Willikens & Ivkovic
Electronic
青いクレーター。
ひとつの石からなるクレーター。
その山は、言葉によってさえ、分割することができない。
青いクレーターと山、それが核である。
それを見るために、何日も歩き続ける人がいる。
そして、ただ驚嘆する。
しかし青いクレーターには、神も運命もない。
そこには地獄も天国もなく、
ただ、自らの尾を噛み続け、再生を繰り返す
溶岩の蛇がいるだけだ。
それだけである。
青いクレーターには本来の物語はない。
だが、すべては象徴へと変えられ得る。
しかし、その象徴は空虚であり、
部分もまた、欲望する者たちの欲望も同様に空虚である。
青いクレーター。
雪原や砂漠のただ中にある、ひとつの石のクレーター。
周囲に生命はなく、終わりのない円環だけがある。
あなたは、それを見たいと思うだろう。
あるいは想像しただけなのかもしれない。
噴き上がる象徴が焦点を奪い、混乱させる。
わかるだろう。
その山は、言葉によってさえ、分割できないのだ。
Lena と Vladimir もまた、
言葉によってさえ、分割することはできない。
あなたは耳にするかもしれない。
uh aaha ua taa ru ga ta aah uh tan o
ピラミッドのざわめき
テーベへ向かう道のオオハシの合唱
昨日出会った竜巻
ウナギの嘆き
―― 境界の膜に宿る炎はどこに?
未知の断崖へと移動する岩の轟音
そして
月の谷に鳴る紙の鈴
コンパスは方向を忘れ、
その名は Nookluh となる
三つの稲妻、それが入場の合図
四つの雷、そこには何も知られていない
道はない
部分もない
青いクレーター
ひとつの石のクレーター
Lena と Vladimir
もし、青いクレーターを「見るため」に行くなら、
あなたはただ、見て、目撃するだけだろう。
もし、青いクレーターと「溶け合うため」に行くなら、
あなたは石へと変わるだろう。
アズライト
デュモルチェライト
クォーツ
ラピスラズリ
ソーダライト
ジルコン
ダンスフロア:
雪と胡椒のような砂に満ちている。
Lena と Vladimir のための
青いクレーター。
Vittoria de Franchis(ミラノ、2019年)
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