音楽をジャンルやタイプで分類する人々にとって、PhotayことEvan Shornsteinは、この10年間にわたりあまりにも多彩なサウンドを生み出してきた存在だ。
ハドソン渓谷で育ち、ロサンゼルスを拠点に活動するマルチインストゥルメンタリストであるPhotayは、IDMやエレクトロニックでポップなトラックメイクだけでなく、ニューエイジの重鎮LaraajiやCarlos Niñoと共に、即興的でオーガニックな実験音楽をセッションし、ブルックリンのプロデューサーであるCesar Toribioや、彼の全てのレコードだけでなく世界中のダンスミュージックの巨匠たちのマスタリングを手がけるエンジニア、Phil Moffaとのタッグで、ディスコやハウスのDJまでと多岐に渡って活動している。
しかし、彼の天才的な作品を聴き込んでいる人なら、彼の作品をジャンルで分類したりすることが、実はPhotayの音楽の持つエネルギーに反する行為であることを理解しているはずだ。
表面的にはそれぞれ違って見えても、実際には音の温かさや牧歌性によって一つにまとまっていて、どのカテゴリーにおいても、肉体的、精神的、感情的、哲学的など、さまざまな人間の動きに合わせた、自然の要素に根づいた楽曲達は彼の今のシーンでの立ち位置を物語っている。